ある物語
ある町にとても大きくて力持ちの男の子がいました。その子の名前はキリンといいます。
キリン君の夢は、日本の国技のお相撲さん。。。
そして、年月が経ち、相撲部屋に入門し来る日も来る日も厳しい練習に耐え立派なお相撲さんになりました。立派になったキリン君。今年で25歳。。。そんなある日、『大麻』というイケナイ物を使用してしまい、罰としてお相撲さんを辞めることになりました。しかし、師匠たちはまだ若いキリン君に一番厳しい罰を与えることはありませんでした。 終わり。
この物語では、一生懸命子どもの頃から頑張ったのに、イケナイ事1回で、辞させるなんて。。。師匠の「かわいそう」の気持もよくわかる。と軽く一瞬共感してしまいがち。
だけど、私は一言いいたい!かわいそうってなんやねん!
相撲の世界は、想像できないほどの厳しい訓練と人間関係もあるでしょう。だけど、そんなのわかって相撲をしているのでは?またそれに見合う報酬と名誉を得るのだろうし、師匠や関係者は、それを乗り越えたり支えたり指導したりしていかなあかんやろ!
大麻は今では自宅での栽培もできて簡単に入手しやすくなってるけど、大麻の先には覚せい剤があり、その先には、怖い世界が広がっている。その怖い世界の人たちの犠牲になるのは、弱い立場の人も多い。女性が金で売られたり、何も知らない若い子たちが上手い誘いにだまされて落とされていくような。。。その手助けともなる、始まりの大麻を軽く見てはいけない。
大麻すった25歳のプロの相撲取りがかわいそうなんじゃない。
その先にある犠牲になる人や家族が可哀相なのではないか。
大麻吸った人を本当にかわいそうやと思うなら、もう二度と繰り返さないように、他の誘惑に負けず決してしてはいけないと解らせるために伝える手段を強くとるべきやろ。
だいたい、まだ25歳 じゃなく もう25歳なんちゃうん?
でも・・・「ある物語」はイケナイ事は違ってもどこにでもある話。その時、私は、私の身内や近しい人にイケナイ事があった時、『可哀相』でなく正しい判断ができるのかな?
事』は何?『まだ若い』はどこで線引き?『かわいそう』の本当の意味は?
T.Y