お久しぶりです。
眠り猫改めドラッカーを読み耽っているドラ猫です。
今再びドラッカーが注目されているようです。
新自由主義が瓦解して一年半が過ぎますが、世界は未だ新しい経済基盤を共有できず、地震や火山噴火などの自然の力の前に文明の利器は一瞬に無力と化します。
新政権は事業仕分で無駄を削るという一方、バラマキ政策も多く、官と民の役割も責任ももうまぜこぜの状況です。
そんな中、ドラッカーが読まれるのは明確な指針を与えてくれるからではないでしょうか。
その先見性と普遍性、そして言葉の力は経営学というより文学あるいは思想的ですらあります。
1991年に「非営利組織の経営」の発表したことは鳩山総理の「新しい公共」を20年先取りしているかもしれません。
前置きの必要はないかもしれませんが、今や営利企業かNPOか、規模の大小、さらに個人のレベルでも管理職か新人かに関わらずマネジメントの必要性は認識されています。
サポネも4月に三人の新人がはいり中規模の組織に移りつつあります。
ドラッカーの全ての言葉を引用したいくらいですが、今は「コミュニケーション」を重視していろいろな取り組みを始めています。
二人で一つの机しかない必要に迫られてですが…三ヶ月に一度席替えをしたり、
毎週の会議の出欠や議案の募集といっしょに「今週の嬉しかったこと、悲しかったこと、最近のオススメ、一人選んでありがとうを伝える」などです。
まだ始めて一月しか経っていませんが、普段は知らないような一面がたくさん見えて効果を感じています。
一見遊んでいるだけのように思われるかもしれませんがコミュニケーションの一歩はお互いを知ることから始まります。そしてより良い仕事に結び付けていきたいと思います。
「組織は、もはや権力によっては成立しない。信頼によって成立する。信頼とは好き嫌いではない。信じ合うことである。そのためには、互いを理解していなければならない。互いの関係について互いに責任をもたなければならない。それは義務である」(『明日を支配するもの』)
もちろんまだまだ足りないことも多くあります。
サポーターのみなさんとは研修会や「ひやりハット」の共有などいくつかツールはありますが、対話が不足しがちです。
今年度はそこにも力を入れていくような方法を計画中です。
さらに内部だけでなく外部とのコミュニケーションの機会も増えてきました。
5月30日(日)総会後のパネルディスカッションでは豊中内外の様々な分野で先駆的な取り組みを実践している方々の元気がでるお話しを聞けることを楽しみにしています。
たくさんの方のお越しをお待ちしています。
いつもサポネを応援していただきありがとうございます。
ドラ猫…やっぱり眠り猫