コムスンが介護事業から撤退するという。ショックだ。テレビをあまりみていない私がたまたまみた番組では「撤退すべきだ」と叩かれていた。ただ私は折口会長の介護事業をはじめるにあたっての心意気をみていたので簡単にあきらめてほしくなかった。その心意気とは「介護事業は慈善事業としてではなくビジネスとしてやっていける」だ。
変な話だがコムスン事件がおきて、私は初心を思い出し、新たな気持でやる気をだしていた(スタッフのみんな感じてくれてたかしら?)。日々の介護生活に追われて折口会長のこともすっかり忘れていたのだが今回の事件で同志(勝手な片想い)が苦境の中でも「介護事業をつづけたい」と頑張る姿はおおいに励みになったのだ。しかし・・最終的には撤退。不正したから仕方がないと人は言う。でも、今の制度の中で24時間体制で介護派遣するのは本当に本当に大変なのだ。不正はよくないのは当たり前だ。税金を使っての事業ではもっての他だ。ただ事業所をしめつけていくような介護制度の改変をすすめ、それが障害者と高齢者の生活を壊していることをほったらかしにして、今回の事件が語られるのを私は本当に悔しい。折口会長がひたすら謝っていたという。不正した人を責めるのは簡単だ。大手をふって人をいじめられる。でも大事なのは、介護受難のこの時代を乗り越え、どんな介護システムを作るかだ。どんな介護システムがいいかまだ答えはでていない
。その答えを求めようとした大きな組織が撤退した。それでよいのか〜。また私は草の根から、「このやり方がいいのだ!いいのか?」と悩みつつ、障害者の主体性と地域の力を信じつつ、明日からまたゴニョゴニョ頑張るしかない・・。応援してね。