すっかり秋めいてきました。
秋といえば秋刀魚です。炭で焼くとモウモウと煙が出る脂の乗った秋刀魚に酢橘をサッとかけ、醤油を一垂らし。たっぷりの大根おろしといっしょに頬張れば、あぁ、それはそれは幸せなことこの上なし!
少し前の話ですが、とある大正ロマン漂う宿に泊まった夕食時のこと。「ミラクルしいたけの炭火焼」という一品が出されました。料理長自ら仰々しく焼いてくれましたが食べてみるとミラクルひかるもびっくりのミラクル●●●なお味でした。(差障りがあるのでご想像にお任せします。豊中産らしい…)
さて話題は変わって最近のミラクル☆なニュースをサイトとともに紹介します。
10月27日正式に発足し、31日に第一次一斉提訴の予定です。会の趣旨は次のようなものです。
「障害者自立支援法によって、多くの仲間たちの生活が破壊されてきています。応益負担は生存権や幸福追求権、法の下での平等を保障した憲法に明らかに違反しています。(中略)私たちは立ち上がった仲間たちを全面的に支え、このうねりを大きくし、障害者自立支援法の問題点を明らかにした上で、新しい法制をつくらせていく決意です。」(HPから抜粋)
この法律の大きな問題は2つあります。
1つは「サービスを利用した分だけ自己負担が増える、つまりより重度の障害をもった方がより負担が大きいという応益負担の考え方」。
もう1つは「制度上または自治体によって利用できるサービスに制限がある」ことです。
後者は例えば24時間介護が必要な一人暮らしの重度障害者でも自治体により1日8時間しかヘルパー利用が認められていない事例があります。
まさに生存権に違反していることは明白だと信じます。今後の動きに是非注目し、また応援していきたいと思います。
呼びかけ人には数多くの著名人が名を連ねていますが、内橋克人さんや金子勝さんといった経済学者が入っていることに意義を感じています。このお二人は早くから現在の金融不安、さらには世界恐慌ともいえる状況を予見されていました。
これから「最悪」ともいえる状況が長く続くと思いますが、それは新しい時代の始まりかもしれません。社会保障がしっかりと整備され「社会的弱者」が「弱者」でなくなる社会。誰もが安心でき、希望と責任をもって支え合う社会。飛躍しすぎかもしれませんが、しかしそうでなければならないと感じています。
☆ノーベル賞日本人が続々受賞!
みなさんご承知の通りです。
物理学の方の詳しいことは高エネルギー加速器研究機構の「キッズサイエンティスト」に高度な内容をできるだけわかりやすく、「どこがキッズやねん!」と言いたくなる感じで解説があります。
全く遠い存在ですが、1つ嬉しいことがあります。受賞者の一人益川敏英教授が、『九条の会』活動をされていることを知ったからです。
ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京都産業大教授(68)。穏やかでちゃめっ気のある益川さんだが、「反戦」を語る気骨の平和主義者でもある。 作家の大江健三郎さんらが作った「九条の会」に連動し、05年3月、「『九条の会』のアピールを広げる科学者・研究者の会」が発足した。益川さんは呼びかけ人の1人だ。同時期に誕生したNPO法人「京都自由大学」では初代学長に就任し、市民の中に飛び込んで平和を語った。 原点は幼少期の体験にある。益川さんは名古屋市に生まれた。小学校入学前、第二次世界大戦を体験し、焼夷(しょうい)弾が自宅の屋根を突き抜けた。「不発だったが、周囲はみな燃えた。両親はリヤカーに荷物を積んで逃げまどった。あの思いを子孫にさせたくない」と言う。 05年、自民党が憲法改正に向けた要綱をまとめた。中国で反日デモが相次ぎ、JR福知山線事故が発生した。平和と命の重みが揺らいだ。当時、益川さんは「小中学生は憲法9条を読んで自衛隊を海外に派遣できるなんて考えない。だが、政府は自衛隊をイラクに派遣し、更に自衛隊の活動範囲を広げるために改憲を目指す。日本を戦争のできる国にしたいわけだ。僕はそんな流れを許容できない」と猛然と語った。 1955年、アインシュタインら科学者11人が核兵器廃絶を求め「ラッセル・アインシュタイン宣言」に署名した。その1人が益川さんが尊敬する日本人初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹博士だ。「湯川先生の原動力は核で人類が滅ぶ恐怖だったと思う。僕はより身近に、一人一人の今の生活を守りたい。その実現に、戦争はプラスですかと問いたい。殺されたって戦争は嫌だ。もっと嫌なのは自分が殺す側に回ることだ」と強調する。 受賞から一夜明け、「専門外の社会的問題も考えなければいい科学者になれない。僕たちはそう学んできた」と力を込めた。(毎日新聞 2008年10月8日)
1973年に「小林・益川理論」を発表されて35年以上の歳月を過ぎての栄誉。
ありきたりですが改めて「継続は力なり」という言葉を噛締め“がんばろう”と思える今日この頃です。
いつも最後までお読み頂きありがとうございます。
眠り猫