先日緑地公園を自転車で通りかかったときのこと…。大きな池から体長30cmはあろうかという一匹のカメ(アカミミガメ?)が道路を横断しようとしていました。のそのそモソモソ、本人は急いでいるのでしょうが、こちらはハラハラドキドキしてみていました。その時です。向こうのカーブから一台の車が猛スピードで!ギャー…
お久しぶりです。ネコです。
サポネも新しいスタッフが入り、週一で回しているこのブログの間隔も長くなってきました。そろそろ週一から回数を増やしたいな、と思いつつなかなか言いだせない今日このごろです。
もう終わりましたが、「監査法人」というNHKの土曜ドラマを興味深く観ていました。「企業が作成した財務諸表の真偽を監査し、決算書を承認するか否かを判断する。監査法人が「不適正」と言えば、その企業は上場廃止に追い込まれ、倒産することもある。」(ドラマのホームページより)という厳しい内容です。なぜ興味深く観たかというと、サポネも大阪府による実地指導、つまり監査を受けたからです。(府内の事業所を順番に回っています)ドラマでいうと監査を恐れ、慌てふためく企業の立場です。最近は食品偽装などで企業の不正が次々と明るみにでています。経営者は決まって同じ言い分を繰り返します。「会社を存続させるためにはこうするしかなかった…」と。ドラマの中でも企業の経営者は「従業員の生活を守るために…」と粉飾を繰り返します。一般の方がテレビでみていると自分勝手な言い訳にしか映りませんし、実際に許されざる問題があるのだろうと思います。
サポネも書類上の整備をいくつか指摘されました。もちろんそれは速やかに改善していきます。「大切な公費を使っている」「制度に則って運用するように」極めて当然の指摘ですし、私たち事業者として厳格に意識しなければならないことだと思っています。
しかし一方利用する障害をもつ方からの視点をもつことも大切なことです。「大切な公費を使っている」…何も贅沢をしているわけではありません。生きるために、生活するために最低限必要な「介護」がいるのです。「制度に則って運用するように」…なぜ障害をもち介護が必要な方だけが「ケアプラン」という生活の計画がいるのでしょうか?いつ起き、いつ出かけ、いつトイレにいき、いつ入浴し、いつ寝るかを決めなければなりません。計画と違う行動をとると「何故か」理由が必要なのです。
福祉制度は人々がより幸福に生きるために社会全体で支えあう仕組みです。いま介護業界の人材不足が深刻です。専門学校は定員割れで、高校の先生は福祉職は生徒に「勧めない」そうです。インドネシアやフィリピンから看護師や介護士を受け入れる計画が進んでいますがそれを安い労働力として頼りにしてしまうことの怖さを感じています。食料や資源の問題と同じく世界的な獲得競争になる可能性があります。現に就労へのハードルが高い日本はすでに現地では人気がなく欧米を希望する方が多いそうです。(カナダでは一定期間介護の仕事をすると永住権が得られます)「移民労働」は別の議論ですが、その地域で支えあう仕組みづくりを真剣に考えなければならない時期を迎えています。
深夜帰宅すると家の前にオシロイバナが咲いていました。昼は気付きませんでしたが夜になるとハッとするような真っ赤な花を誇るように咲かせています。きっと誰もがみえないところでがんばっているんだろうと思います。
カメですか?危機一髪助かりました。一歩ずつ進んでいきたいです。
“愛のボートは生活にぶつかってこなごな”になる前に。
眠り猫