春望 杜甫
国破山河在 国破れて山河在り
城春草木深 城春にして草木深し
感時花濺涙 時に感じては花にも涙を濺ぎ
恨別鳥驚心 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火連三月 烽火三月に連なり
家書抵萬金 家書萬金に抵る
白頭掻更短 白頭掻かけば更に短く
渾欲不勝簪 渾べて簪に勝えざらんと欲す
青い馬です。こんにちはこんばんはおはようございます。
いきなり漢文が出て驚いてる方もいるかと思います。中学校ぐらいで習う漢文だったと思います。1300年ぐらい前に作られた漢詩ですね。
震災と戦争で少し違いますが、災いという点でほぼ同じなのだなぁと思い載せてみました。
では、共通点などを踏まえて1・2行目から解説(o・ω・)ノ))
戦乱によって都長安は破壊しつくされたが、大自然の山や河は依然として変わらず、町は春を迎えて、草木が生い茂っている。 戦争ではないですが震災によって街が被害を受けました。あれだけの大津波があった海も今は以前と変わらず、自然の大きさを実感させられます。 次は3・4行目(o・ω・)ノ)) |
時世のありさまに悲しみを感じて、(平和な時は楽しむべき)花を見ても涙を流し、家族との別れをつらく思っては、(心をなぐさめてくれる)鳥の鳴き声を聞いてさえ、はっとして心が傷むのである。 今日するものというか、今まさに同じような気持ちになるところですね。 続いて5・6行目(o・ω・)ノ)) |
うちつづく戦いののろしは三ヶ月の長きにわたり、家族からの音信もとだえ、たまに来る便りは万金にも相当するほどに貴重なものに思われる。 これは余震や原発問題に共通する部分がありますね。原発のほうは三ヶ月なんてもので終わるとは思えませんしね…。 後半の連絡の途絶えた家族からの連絡など、まさに今、被災した方の家族、友人、恋人、誰もが心待ちにしているものですね。 最後の7・8行目(o・ω・)ノ)) |
心労のため白髪になった頭を掻けば一層薄くなり、まったく冠を止める簪(かんざし)もさすことができないほどである。 まだ震災から1ヶ月と少し、1ヶ月の間にかなりの心労会ったと思われます。これからもまだ心労続くと思われます。ストレスにより体の変調はいろんなところで起こりそうです。私も気をつけねば。 天災で始まったこの震災も、原発の事故などにより人災に変わってきています。この1300年も前の漢詩と変わらない戦争という人災と同じように…。 不安なこともまだまだ多いですが、今できることを精いっぱいやっていきましょう。 明るいお知らせ、楽しいお知らせ、感動できるお知らせなどがここで書けるように私も頑張っていきますので、今年度もよろしくお願いします(◎´∀`)ノ
多趣味にもほどがある青い馬でした(σ・∀・)σゲッツ 追伸:小さく良い知らせ 前回の青い馬のブログで書いていた介護福祉士の試験ですが、何とか実技試験も合格させていただきました。 (*´Д`*) 時期が時期だけに喜んでいいのかわからないですが、少しは明るいニュースでした _/\○_ ε=\_○ノ イヤッホーゥ! |