ガイドヘルプで花屋さんに行く。利用者さんが寄せ植えをするための花を選ぶ。直径40センチほどの鉢の中に何を植えるか真剣に考える。カラフルなものとなった。
「選ぶことは大切」と石倉さんが日記で書いていたことを思い出す。選ぶことは楽しい。華やかなショッピング街で服を選ぶのは楽しい。洒落たレストランで色とりどりのケーキがカートに並んでいるのものから好きなものを選ぶ嬉しさ。選びきれないと悩んでいると3つ選んで少しずつ取り分けてもらえた嬉しさ。小さな選択は楽しい。
でも人生の帰路に立ち大きな選択をしないといけないことがある。とても厳しい。情報が溢れる中でどのように生きるか選択するのは難しいとつくづく感じる。何も選べず閉じこもる人、死を選ぶ人。昔は親の後を継いで食べていくために必死で働いてきた。今は何をするか選び、その自分が選んだ世界で、選ばれるために(優秀になるために)必死で頑張る。昔に比べて選択肢があることを幸せに思っていた。でも難しいよね。
支えあう社会をつくれるかどうかは、いろんな選択にかかっている。私達介護事業者の選択、サービスを受けるものの行動、いつか必ず高齢になり死を迎える私たちがどう地域(他人)との関係をつくるか、そしてシステムづくりに不可欠な政治の選択。
今の社会で24時間介護体制に限界をみて悩む今日この頃。もっと有効な選択肢を見つけるために勉強しようと答えをだしました、まだ頑張れるかな、頑張ろうね。
さんじょうで