先日の医療的ケア講習会で「今の『じょくそう』のケアでは、消毒はしません。きれいな水で傷口を洗い流して、ラップなどを貼っておくことがほとんどです」とのお話がありました。消毒薬が菌だけでなく、皮膚組織も破壊してしまうため、治りが遅くなるようです。
昔は、怪我の治療は「消毒して乾かす」だったのが、「きれいに洗って、ラップなどを貼って湿度を保て」になっています。
また、普通救命講習会では昔は「意識の確認」「呼吸の確認」「心臓の位置確認」などなど心肺蘇生術にも多くのプロセスがありましたが、今は「乳首を結んだ線のど真ん中辺りの胸骨を30回押して、2回人工呼吸」と、とても簡素化されています。
将来的には「2回の人工呼吸」も省かれて胸骨圧迫を続けるだけの方法に変わるかもしれないそうです。(呼吸や脈が止まっても、血液中には多くの酸素が残っているため、人工呼吸をしている暇があったら、胸骨圧迫を続けて血液中の酸素をいちはやく脳にとどけた方が良いとの考え方です)
止血方法も昔は「傷口よりも心臓に近い部分をタオルやロープでキツク縛る」と言われていましたが、この方法だと血が止まって壊死した細胞から毒素が出て、余計に体にダメージがあるため、よほどの怪我でなければ、このやり方は避けた方が良いとのことでした。今はビニール袋などに手を突っ込んで、その手で傷口を強く押さえ続けるそうです。(血液の疾患などがなければ、かなり大きな傷でも5分ほどで出血が止まるとのこと)
カレッジなどで話を聞いていると、常識もドンドン変わっているんだな〜と感じます。
以上はダジャレ犬の聞き覚えの話ですので、皆さんは救命講習などでキチンと学ばれることをお薦めいたします。
皆さんいつもありがとう!ダジャレ犬でした。
ぽふぇぇぇ〜(゜o゜)
圧迫止血法は強く圧迫しすぎると逆に血が止まらなくなるので、強く圧迫しすぎないように注意です(◎´∀`)ノ
今現在の救命講習は2005年度版なのですが、総務省がやっと動いたとの情報があるので来年あたりから2011年版になると思われます。
今年受けた人も来年また受けてもいいかもしれませんね。
おお!さすが上級!ぶる~ほーす君、フォローありがとう\(^o^)/