介護と介護の合間に大急ぎで昼食をとる。ゆっくり食べたいのだか仕方ない。○急そばに入る。手っ取り早くご飯をかきこむにはおいしい方だと思う。店内に入ると立って待っている人がいる。が、すぐ席は空く。回転が早い。カウンターに囲まれて4人の店員のおばさまたちが無駄なく動いている。洗い物する人、丼を作る人と・・止まっている人はいない。見た目、なかなか迫力ありそうなおばさまたちでミスをすると怖そうだ。だがこんな雰囲気は嫌いでない。店員のおばさまたちは、店内の隅々、お客さんたちの様子に目を配り、チームメイトの動きをみて行動が被らないよう効率よくキビキビと動き、大急がしの中、どんどんとお客さんにそばを運び、空腹を満たしていく。「労働」と言う感じだ。こういうのが好きで学生の頃は飲食店でバイトすることが多かった。うどんや、パン屋、ケーキ屋さんに、懐石料理宴会場・・。このしゃべり方、動き方なのでトロイと怒られる。時間をかけて段取りを学びチームに溶けこみ、流れに乗って仕事をこなせるようになる。「思ってたよりでき
るやん」と言われ単純に喜ぶ。どの仕事も単純ではなく極めれば奥深いものだが、私は「とりあえずできた」という段階で満足し、次のバイト探しへといそしむ。違う新しいもの、時給のよいものを求めて。そんな私が無給(ボランティア)ではじめた介護を17年間!続け、介護でご飯を食べている。なかなか「とりあえずできた」と感じられず続けてきたような気がする。
介護はコミュニケーションと言ったり聞いたりしてきたが、こないだフト心に浮かんだのは「介護はチームプレイ」だ。もちろん最大のチームパートナーは利用者さん。利用者さんが「〜したい」というような、いろんな思いをボールみたいに投げてくる。腹にこたえる直球もあるし、めちゃめちゃ変化球とか、すごく曖昧な球を投げる人がいる。はじめは戸惑ったりイライラしたり、落ち込んだりする。これは初心者だ。慣れてくるとどんな球を投げるか客観的にみれるようになる。個性があるし障害ゆえの特徴もある、わかってくると面白い。介護者はボールを受取り(受け取れないときがある、難しい)、介護としてボールを投げかえす。ストライクの時もあるし、大きく外す時もある。外しすぎて利用者さんが受け取れなければ、関係構築は難しい。利用者さんにも熟練してくると大きく外れたボールも受けとる守備範囲の広い人もいる。慣れた利用者さんと介護者だと小さなパスを効率よく繰り返し、素早くシュートを決める。○急そばのおばさま店員みたいに。なかなか愉快
だ。長くなると、こればかりは少しつまらない。たまに余裕があれば、変化球を投げたり、ゴロにしてみたり生活に変化をつけて楽しんでみたりする。力がつけば、ロングシュートやホームランを決めたくなってくる。大きなゴールに向かって日々障害者の人とパスやキャッチボールを繰り返し、練習する。大きなゴールに向かって夢ある介護を実現したいな、サポネで。
サポネ合宿でのコミュニケーションについてのワークショップてっ、こんな内容だったのかな?出れなかったからわからないけど、どうでしょ。
さんじょう
これからどうなっていくのか・・・ 就職内定取消が1469人
企業から今春の就職内定を取り消された学生(大学、短大、高等専門学校、高校)が3月1日現在で計1469人に上ることが文部科学省の調査で分かった。
1月の調査時(939人)の約1.6倍。