母が、今年5月で、94歳になる。元気です。
足腰と、目と耳が、弱りましたが、頭と胃腸と口は達者です。
電車とバスで、小一時間の所に、一人暮らしをしています。
父が亡くなってから、ヘルパーさんに週2回、来てもらっています。
最初は、ヘルパーさん:週2回、訪問看護:週1回、子どもたち(私と弟)が交代で、週1回ずつ、それに、弁当配食サービスを週1回していれば、誰かが、母の安否を確認できる、と計画をしました。しかし、それは、介護する側の都合であり、母、当事者の都合ではなかったのです。
母としては、子どもが顔を見せに来るのは、うれしいけど、他人に、我が家に来てもらう必要は、ないし、安否をかまってもらう必要もなかったのです。元来、他人と、うまくやって行くのが苦手な人ですが、気に入らない訪問看護師に面と向かって「あんた、明日から来んでいいから。子どもらが、何と言おうと、来んでいいから」と玄関の鍵をかけてしまえば、母にはピンポンも聞こえないので、絶対、家には、入れない。介護者派遣事業所としては、非常にやりにくい利用者です。
今は、弟も、遠さと、忙しさがあって、月1回、来るかどうかですし、私は、大病をして、2年前から、隔週になってしまいました。ヘルパーさんだけは、気に入られて、週2回を保っています。
足が弱っているので、もう外出はしません。ヘルパーさんには、掃除と、買い物と、ある程度分の調理をしてもらい、お話相手をしてもらっていましたが、耳が非常に悪くなって、話も、双方向には、しにくくなりました。
耳や目が悪くなると、実際の視野と共に、社会的・生活上の視野も狭くなるのは、非常に残念です。
時計が見えないので、声で聞く時計を買いましたが、最近は、それも聞こえません。なので、時間がわかりづらいようです。補聴器は、わずらわしいし、結構聞こえないので、使いません。(安くなかったのに。)最近は、ホワイトボードを使った筆談です。大きな字を書かないと見えないので、あまり、多くは書けません。「フロ」「明日、昼食後、帰る」結構、やっかい。イライラする。
唯一、相撲が好きで、それだけ、テレビを見ます。
母「白鵬って、どこの国の人?」ホワイトボード「モンゴル」
母「モンゴルて、どこ?」ホワイトボード「もうこ」
母「ふ~ん、朝青龍と一緒」
母、93歳、元気、大事にしよ!
久保秀美