事務所の机がとても汚い。たまに事務所で仕事をするときは留守の人の机で作業する。帰ってきたひとは怪訝な顔を一瞬のぞかせるが今のところ優しく「いいですよ」といってくれる。いい人たちだ・・いつまで続くかしら・・。こんなのだから信じられないかもしれないが実はお掃除好きなのだ、ホントに。今日も爽やかな気分でお掃除の家事介護を終えてきた(^ー^)暑い中、汗をタラタラ流しながら床やガラスを磨くのは楽しい。暇がないので自然に触れる機会が全くない。だから最近は草を抜いたりのアウトドアなお掃除が特にお気に入り。土の匂いをかぎながら草の根が土をしっかり掴んでいる力強さやミミズやらバッタやらを身近に感じるのは楽しい、今日は干からびたヤモリをみつけた。なぜか10階のベランダにヤモリがやってきてこの猛暑に死んでしまったようだ。ジッと見つめる。干からびているが手やら口やらしっかりある。苦しかったのかなと思いつつ他のゴミと一緒にポイっ。ちょっとした土いじりでもそこには生き物の生と死がある。
介護は生活そのものに関わる。その人(サポネでは障害者のかた)の喜怒哀楽、その人をめぐる人間関係、(いいものも悪いものも含む)、その人の生活に関わる(大切な)物。介護に入る時間が例え短い時間だとしても、それらの中に溶けこみ、その人の生活の一部になるのが介護だ。うまく溶け込めない時もある。でも、うまく溶けこめたらそこに「信頼」が生まれる(劇的に生まれるのでなくてふと気付いたら横たわっていると言う感じ)。やっぱり、ちょっと嬉しい。表面的な「ありがとう」という言葉でない、ある時何かの拍子にみえる「信頼」。それを感じたら介護をやってきたことに誇りを少し感じる。
さんじょう