みなさんこんにちは。
「ネコです。」が大好きな猫です。
あちこちに猫の知り合いがいます。
眺めているだけで幸せな気持ちになります。
撫でたら、そこは日だまりの草原、バタフライ、黄金の風が吹きます。
生きててよかった。
でも猫と別れた後は・・・やっぱり悩んでいます。
むくむくと黒雲がわきでて、しとしとと鈍色の雨を降らせます。
そんな時は本を読みます。
様々なセカンドライフにトリップします。
近代日本文学が最近の好みです。
浅学故に理解不充分ですが、清冽な言葉が雨模様の心に染み入ります。
絵本もよく買います。
従兄妹の子どもに送るためです。
ヒトは2歳から5歳の間に1時間に1つずつ言語を獲得するそうです。
沢山の言葉を贈りたいものです。
名作と言われる絵本は大人になっても、いや、年を重ねるほど心の奥に響いてきます。
長新太さんなど、ほとんど意味不明です。
でも温かい芋のみそ汁を飲んだような、ホッとした心持ちで、気が楽になります。
もちろん今年で30年を迎えた『百万回生きたねこ』も贈りました。
その『ねこ』の色即是空な思想にも通じる、世界的ベストセラーといえば『星の王子さま』です。
王子さまは自分の星を旅立ち、いろいろな星を巡り、最後に地球に着いて・・・
みんな悩んでいます。
王子さまも、とらねこも、キャベツも、よだかも、メロスも、河童も、そして先生の猫も。。。
人は唯一の言語をもつ生き物。言葉をもつ故のかなしみがあります。
『星の王子さま』の作者のサンテグジュペリは、生涯の職業とした飛行機乗りとして、愛する人のために空に向かい、そして二度と帰らぬ人になりました。
彼はたくさんの言葉を残しました。
私の好きなことばです。
「人間であることは、まさに責任をもつことだ」
1日に1度しか見ることはできないけれど、大空に朱鷺の群れが現れる、地球の夕日はすばらしいです。
これを読んでくれた全ての人に感謝します。
眠り猫
(写真はレッサーパンダです)