事務局のフルタです。
台風19号により被災された方々にお見舞い申し上げます。
先日1日だけですが、長野市に災害ボランティアに行きましたので、
今後また必要な時に役立てばと思い報告いたします。
【事前準備】
●インターネットでボランティアセンターの受け入れ情報を調べました。
今回は、長野市が【県外者】の受け入れをしており、
自家用車で行くことが可能(迷惑にならないこと)を確認し、
こちらに行くことを決めました。
https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/fukushiseisaku/439343.html
●ボランティア保険の加入
通常は居住地の最寄りの社会福祉協議会に行き、加入手続きをするのですが、
今回のような大規模災害が発生すると、
特例としてインターネットでの加入ができるようになります(クレジット決済のみ)
https://www.saigaivc.com/insurance/
基本的に自治体等が募集するボランティア活動は、
ボランティア保険に加入していることが条件になりますので事前に加入しておくと受付がスムーズです。
●高速道路の無料措置
往路と復路の証明書をプリントアウトして必要事項を記入しておきます。
https://www.saigaivc.com/freeway/
●装備や道具の購入
認定NPO法人レスキューストックヤードさんのホームページに掲載されている
【水害ボランティア作業マニュアル】(PDFファイル)が秀逸で、まったくこの通りの身なりで行き正解でした。
http://rsy-nagoya.com/volunteer/volknowledge.html
(ためになる情報がたくさんですので、是非ご覧ください)
特にゴーグルと防塵マスクは必須です。
ホームセンターで安価で揃います。
道具は角スコップ(関西だとシャベルですね)を持っていきました。
【活動当日】
ボランティアが沢山集まり受付に時間がかかるようなので
受付開始時間の1時間前に到着し、「初めての人」の列に並びました。
ボランティア対応をされる自治体等の職員さんも連日でお疲れですので、
お互い様の心持で協力したいと思います。
簡単な説明を受けたあと、
5人1グループになり、ボランティアセンターから各被災地域に移動します。
リーダーは自動的に指名されます。
指名された方はリーダーの役割を、
他の4人はリーダーを補佐する役割を、それぞれ果たす協調性が大切だと思いました。
私のグループは災害ボランティアは初めての方ばかりでしたが、
皆さん明るく良い方ばかりで問題なくチームワークをとることができました。
グループの方の自家用車に乗り合わせ、
移動した地区にもそこのボランティアセンターがあり、
地元に詳しい社会福祉協議会の方々が、
各グループメンバーの特性と、ボランティアを要請している被災者をマッチングして、割り当てます。
私のグループはご高齢の一人暮らしの男性の家財道具の搬出のお手伝いを割り当てられました。
私を含め泥かきをイメージして皆さんスコップ持参で来ていましたので、
一瞬戸惑いましたが、【ボランティアのために活動があるわけではない】とすぐに切り替え、指定されたお宅に向かいました。
お一人暮らしといっても、(大阪のような都会から比べると)大きなお宅ばかりで、
床上浸水のために、家の中のものは、ほとんど泥に浸かっていました。
ほとんどのものは廃棄になるのですが、
それでも一つひとつ住民の方に確認をとりながら、
仕分けていきます。
木材、家電、可燃物、不燃物、危険物など分別し、
【軽トラ持参のボランティアさん】(この方々がとても重要です。この方々がいないと集積所まで運ぶことができませんが、かなり不足しているようです)
が回って来てくれるのを待ち、積み込み、搬出する作業を繰り返します。
活動終了時間の15:30までに一通り片付けることができ、
住民の方に挨拶し、ボランティアセンターに戻り、
一日共に汗を流したグループの方々とお別れしました。
一人一人の小さな力の積み重ねがとても大切だと感じました。
そしてこれからも災害が頻発することが予想されるので、
経験しておくことが、いずれ役に立つことになると思います。
平穏な日々が戻ることを願い、できることをしていきたいと思います。