私は趣味で、詩吟と詩舞を結構長い年月続けている。詩吟は漢詩や和歌等に節を付けて詠うもので、詩舞はその詩吟を踊るものだ。この頃は詩舞の方が楽しくなってきた。最近教わった踊りは、「獄中 感有り」で、作者が西郷南洲である。この南洲さんとは、漢詩を作る時のペンネーム(号)で、本名は、あの西郷隆盛です。
「朝(あした)に恩遇をこうむり 夕べに焚抗(ふんこう)せらる 人生の浮沈 晦明(かいめい)に似たり」 で始まり、 中頃に 「洛陽の知己 皆鬼となり」という言葉がある。 友達は皆亡くなってしまった、という意味で、鬼になったという事ではない。
この「皆 鬼となり」の振り付けも 、強い所作ではなくて 扇を使って拝む形になっている。 母は5年間の闘病の末、9月に他界した。母も鬼界に入ったのかな?鬼界に旅立つという言葉が気になった最近だ。 みーちゃんでした