6月18日午前7時58分大阪北部を震源とした大きな地震が発生しました。
震度は大きいところで震度6弱、マグニチュードは6.1(暫定値)と広い範囲で揺れが観測されました。
地震発生直後、停電や断水、ガスの止まる地域も多かったようです。
この記事を書いている現在「大阪府北部地震」と暫定的に命名されています。
今後正式名称は発表されると思います。まだ決まっていない理由の一つに、「まだ終わっていないかもしれない」というのもあります。
最近では「余震」という言葉も使われなくなってきています。
その理由として2016年に起こった熊本地震で、地震発生2日後に最初の揺れと同程度の地震が発生しました。
これまでは「余震」というと最初の揺れより規模の小さいものと思い込んでいましたが、2日後の揺れはそれに反して大きなものになってしまいました。
「余震」という言葉による小さい規模のイメージがあったがため、安心していたところに大きな地震が発生した際のショックは大きかったのではないでしょうか。
このことからも「余震」=「小さい規模」とのイメージが強いため報道などでも余震という言葉は使わない方向になってきています。まだ使っている所も有りますが。
今回の大阪府北部地震もまだ完全に鎮静化したとはいえない状況です。
有馬高槻断層帯が影響していると思われますが、その近くに大阪を縦断する上町断層帯にも影響があるかもしれません。
より大きいものが発生する可能性もあることを留意してください。
本震から1週間以上経ち、小さな揺れも少なくなっている気がします。
そんな今だからこそ、地震に備えて準備をするようにしてください。
地震の影響で防災グッズやセットはどこも売り切れ状態が続いている状況です。
セット物以外でもホームセンターや100円均一などで避難用品を買い集めることが可能です。
セット販売されているものよりかなり格安で避難リュックの中身を揃える事も可能ですので、まだ準備されていない方は必要な物を調べたり、考えながら集めてみてはいかがでしょうか。考える事も防災にとって重要な要素です。
防災士 阪口