人手が足りない。ニュースでは失業者が溢れているらしいのに。夕方〜夜に働ける人がみつからない。内定を出した学生から断られる。介護調整がうまくいかず、利用者さんやサポーターに謝ってばかりいる。会議でつまらないことばかり発言してスタッフを消沈させている。洗濯をしていなくてパンツがなくなる。などワンサカあって 暗くなるばかり。自宅トイレに置いている雑誌にかの有名な経営者、松下幸之助氏の特集があり眺める。「失敗しても諦めずに成功するまで頑張ればそれは失敗ではない、ウンヌン」力強いお言葉も、空ぞらしく感じる私は病んでいるのかしら。気が付くとため息が出ている。
これではイケナイ。気晴らしをせねば。
二ヶ月に1回くらい夕方から夜に体が空く時がある。2月はちょうど母親の誕生日に体が空いた。公私共々パートナーのF君がフグ料理の店を予約してくれた。母親もおお喜び。が夜になって母親が体調悪いとのこと。母親の好きな花をみつくろって届ける。元気そうだが食欲がないと言う。もったいないのでF君とふぐづくしのコースを食べた。ちゃんとしたふぐ料理は10年以上ぶり。若いとき印象の薄かったふぐの味が年を重ねてわかるようになったかしらと期待に胸膨らむが・・果たして・・やっぱりわからなかった。あの淡白で微妙な味を私は理解できないらしい。卑しくもお腹を空かせて行ったため物足りない、白いご飯を頼んでお店の人に怪訝な顔をされたような気がしたが、ご飯がおいしかった。後、白子も。あのフワフワとしたお子ちゃまなものの味しかわからないらしい。白子酒も呑んですっかりイイ気分。また明日から頑張ろうと思う。
が、現実に戻るとため息がでる。完全フル回転しても介護がうまらない。
夕方から夜の泊まりが可能で、足腰丈夫で、協調性があり、夜強いかた、一緒に働きませんか〜
障害者の方のおうちに伺い介護しながら一緒に夜を過ごします。人間関係ができたら、楽しい時間を障害者の人と作ることができますよ。
さんじょう