漸く木々の葉が色づいて、巷の猫が冬将軍の到来に備えて毛がふわふわになってきた今日このごろ、みなさんいかがお過ごしですか。
サポネでは就労支援をされている中間支援組織の要請を受け、職場実習生を受け入れています。
最近その実習生から言われました。
「サポネのスタッフは介護が好きだから続いているんでしょうね」
悩んだ。久しぶりに悩んだ。
介護が好き…スキ?
好きかなー?
『私、三度の飯より介護が好き!』
そんな人、聞いたことないなー。
じゃあ嫌いなのかな?
『私、あなたと付き合うくらいなら介護した方がましよ!』
それも聞いたことないなー。
思い出した。
『私、障害のある人が好きやねん!』
うん、これかな。
介護していてよかったこと。そんな話をスタッフとしていた。
月並みだが、やっぱり色々な経験がてきることだと思う。
若い人が料理を教えてもらったというのはよくある話だ。
ある利用者さんに、とある場末の食堂にちょくちょく連れていってもらっている。
そこは毎日メニューが変わるので毎回何が食べれるか楽しみだ。
時々クジラもでる。
刺身の表面はまだ凍っている。これを舌の上に落とすと、サッと溶けて独特の旨味が口中に広がる。本当に旨い。しかも安い。
肉じゃがを頼んだら、カレー味だった。でもカレーじゃない。ちゃんと和の肉じゃがだ。これもめちゃ旨かったなー。
「ししゃもフライ 350円」
白板にそう書いてあった。
揚げたてのフライが目の前に並んだ。
アツアツのサクサクの衣を歯で食い千切る。
中からホワホワの肉厚ししゃもが顔をだす。しかも子持ちだ。その瞬間、あの艶めかしい薫りが鼻腔をくすぐる。初めて経験する美味だった。
秋の夜をブラブラしながら利用者さんの家路についた。
夜空にはお腹いっぱいの月がまるい笑顔でいた。
「あー。おいしかった。」
地域で暮らす。おいしいものを食べる。笑顔になる。
ただそのことを支えていきたい。。。のかな?
これを読んでくれた全ての人に感謝を込めて。
眠り猫
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