昨年、5月に大腸癌をわずらい、5月30日に入院、6月13日に患部摘出手術を受けました。それから、ちょうど1年。お腹を30cmも切って、またくっついて、生きてるのは、すごい!(病気じゃなくて、そこかい?!)32針(ホントはホッチキスだったので、32ホッチキス)も縫いました。(おへその上12cm、下18cm。)入院2週間は、お腹をカラにするため絶食、点滴のみ。手首からでは、間に合わないので、右胸に点滴埋込み。(中心静脈カテーテル。)病気も手術も点滴も、どんなに危険なことで、悪くすれば死に至るんだ、ということを、医師からコンコンと説明され、それでいいですね、と同意書にサイン。何枚したことか。それも必ず、誰かを同席させて。「言った」「言わない」にならないように。(きっと、色々もめたんでしょうね。今までに。)
中心静脈カテーテルも、見えない静脈に手探りで針を刺すので、下手をすると、胸に空気が入って気胸になるかもしれないし、出血すれば、血気胸になるかもしれないし、注入口が化膿するかもしれないし、感染症になるかもしれないし、最悪の場合は死ぬかもしれません。同意書。「もう、よろしく、お願いしますわ。」
癌という病名に、入院前にも、やや覚悟はしたものの、入院翌日に、中心静脈カテーテル埋込み手術。入院病棟・職員控室の隣の部屋(開けっ放し)みたいな所の簡易ベッドで、埋込み手術だったのですが、実は、そこで、ちょっと手間取って、「え、もうここで終わり?」「こっから生きて出られへんの?まだ入ったばっかりやん。」「せっかく、ずっと納付してきたのに、年金もらうまで生きてたいな。」部分麻酔なので、はっきり思いながら、「うまいこと、やってくれよ。」
なんとか、埋込み手術も、癌摘出 本手術も、うまくいき、なんとか、1年、生きてます。58歳になりました。(また、ちょうど、誕生日なんです。)
入院エピソードの続きは、また。
久保秀美