4月24日(火)
夜明け前 コバルトブルー
車窓からみえたレンゲ畑の子どもら ピンク
とんかつにみえると婦人、喜んで食べるブタ 灰色
空へ飛んだのは 虹の涙
五重の塔 まっしろに高く
最近みた風景
この春、一人の少年がプロ棋士になった。
彼の名は豊島将之四段。16才。
8年前の彼を知っている。
小さな手。小さな体。大きな瞳。
誰もこの小さな少年にかなわない。
誰もが、その輝く才能に見惚れていた。
優しそうなお母さんが彼の対局が終わるのを待ちながら静かに見守っていた。
天才をみた記憶。
10年後、彼は名人になっているだろう。
10年後、僕はどうしているだろう。
どこにいくんだろう。
高知の海にいこうかな。
ここにいたいな。
これを読んでくれたすべての人に感謝をこめて
眠り猫