いよいよ年の瀬まであとわずかとなりました。
皆さま本年もサポネを、そしてこのブログをご支援頂きありがとうございます。
例年にもまして今年は中身の濃い一年でした。
桜咲く季節のダンスイベントは遠く淡い昔のことのようです。
あの温かな日の出会いが将来花開くことを願っています。
今年度から始めた新企画のマニアックツアーやプチカレッジも滑り出しとしては上々といえる船出です。
いろいろな困難を一歩ずつ進むことでスタッフ一人ひとりの背中についた羽が光りだしている気がします。
特に今年は新しい息吹がよい変化をもたらしてくれました。
先日、その未来に向けて萌芽するKくんと、何故か僕のことを悪人呼ばわりするIさんに連れられて、神戸のとあるカフェであったライブに行きました。
少し遅れていった僕の目に映ったのは小さなカフェのガラス越しの店内で背中を向けてひとり、ギターを弾く青年のようでもあり初老のようでもある男がたっていました。
その人の名は友部正人。伝説のフォークシンガーです。
Iさんの家でCDは聴いていたのですが、生の「その歌とその人」にまさしくヤラレてしまいました。
冬の夕空のような澄み切ったかすれ声はどこまでも心を響かし二度と止まらないようでした。
固く、本当に固く握った手でこの先も「見えているけど辿り着かない」未来へ生きていける気がします。
彼は無造作にいれた楽譜の中から最後の曲を何度も探しながら呟きました。
「最初から並べておけばいいんだけど。どうせ変えちゃうからね。意味がないんだ。」
来年も最高の年になるよう頑張ります。
みなさまの応援を糧に、素晴らしい仲間とともに。
みなさまに感謝します。良いお年をお迎えください。
眠り猫