こんにちは。サポネアンバサダーの髙木です。
11月28日(日)、「障害」児・者の生活と進路を考える会主催、第9回子育て・教育講演会“~いま、三たび問う~豊中の「ともに学び、ともに育つ保育・教育」はホンモノか?”に参加しました。一昨年から続く“豊中の「ともに学び、ともに育つ保育・教育」はホンモノか?”をテーマとした講演会です。
牧口一二さんをコーディネーターに、4人のパネラーが登壇して、豊中の「ともに学び、ともに育つ保育・教育」について、さまざまな角度から語られました。印象的だったのは、今の小学校では、すぐに目に見える成果を出す教育になっていて、教員の仕事の量が膨大になってしまって、時間をかけて一人一人の個性を伸ばしていくことができないとおっしゃっていたことです。このまま学力だけを追求する社会になると、多様な人がお互いを支え合って生きていく社会から離れていくと思いました。
2019年の講演では、豊中で障害のある子どもとともに育った10代、20代、30代の友達がパネラーになって、自分の思いや考えを語りました。そこで語られたのは、障害があっても一緒にいるのが当たり前で、特別のことじゃないということでした。
昨年、2020年の講演では、豊中の保育所・こども園で障害のある子どもたちとともに学び、ともに育ってきた職員と保護者がパネラーとして登壇して、自身の経験を話し、コーディネーターのインクルーシブ(共生)教育研究所代表の堀智晴さんから、「こども園入園に係る取り扱い変更」によって、障害のある子どもが障害のない子どもとともに育つ機会が奪われる恐れがあるという話がありました。
僕は、一昨年から3回続いている「豊中のともに学び、ともに育つ保育・教育はホンモノか?」に参加して、豊中の「ともに学び、ともに育つ保育・教育」は、今まではホンモノだったと思います。これからもホンモノであり続けるために、目先の成果ばかりじゃなく、いろんな人と協力して生きていく人を育てていくことが大切だと感じました。
行政の人たちと市民がともに同じ方向を向いて「ともに学び、ともに育つ保育・教育」を続けてこられたから、子どもたちは障害があっても一緒にいることが当たり前と思って成長することができたと思います。
僕は、たくさんの人たちに支えてもらって生きてきました。感謝すると同時に、豊中の「ともに学び、ともに育つ保育・教育」を次の世代に繋げていきたいと思います。
サポネアンバサダー
高木智志