ちょっと旅行に行ってみた。長野へ。2泊3日の小旅行なのだが、一人で、しかも電車で行く、と決めていた。「だから?」と思わないでほしい。長いひきこもり生活の中では旅行になど行けなかったし、家はどこへ行くにも車だったので長距離走る電車にも乗ったことがなかったのだ。サポネの会議で、K君が一人で富山に出張する話になったとき、Sさんが言った「一人で大丈夫?」(※)のひと言に「K君は大人ですよ」と周りから笑いが起こったのですが、そのなかでひとり笑えずにいたのは何を隠そう、、、内緒だ。
※)Sさんは「(出張先では大仕事になるだろうから)一人で大丈夫?」という意味で言った。
長野では、友人にあちこち観光の案内をしてもらった。彼は関西の大学を卒業して、実家のある長野で就職していたのだが、今回、仕事を休んで付き合ってくれた。多くの場所を周ったわけではないし、のんびりの観光ではあったが、ポイントを押さえて見た長野はとてもきれいで、とてもさわやかな場所だった。山に囲まれているのに開放感を感じる。水がきれいで空気が澄んで、ご飯がうまかった。短期間なのに長野を満喫した気分になれたのは彼のおかげといっても過言ではない。ただ、お調子者で、関西のノリに鍛えられた彼が、おとなしい人が多い(と感じた)長野で浮いていないか、それだけが心配ではある。
以前から旅行の計画はしていたのだが、当初の目的地ではなく長野になったのは、休みの調整がつかず延び〃になっている間に、”必ず遊びに行く”という約束をしていた彼の元へといつの間にか変わっていたから。そもそも本来の目的だった、”ひとり旅”でもなくなってるし。でも、ひとりで計画し、ひとりで準備し、ひとりで乗った電車は、かっての自分では考えられないほど、ゆったりと、そして落ち着いて行動できていて、我ながら社会での生活に慣れてきていることに驚きを感じました。
もっと自分のできることを増やしていきたいと思います。
また行ってみたいですね、長野。”また遊びに行くから”と約束もしたことだし。(^^)
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