春の風物詩。時期のイベント。猫も杓子も浮かれるこの季節。多くの人がやるように自分もまたご他聞に洩れず、花の傍にまだつぼみも見やれる4月の上旬、尼崎のとある公園にて行ってきました、花見。雨の中。
発端は恩師の「一緒に花見やろうか」でした。仲間内で花見の算段はしていたのですが、恩師も出席できないかと一報を入れたところ、すでに恩師は別のグループと花見の計画を立てていました。しかも恩師の都合のつく日はその日しかなく、また、恩師の「みんなにも会いたい」「いいやつばかりだから紹介したい」のお誘い。場所も日取りも決めていなかった僕らは、断る理由も無くその計画に乗ることにしました。
その日が近づくにつれ立ち込める、気象庁の告げる週間天気予報の雨雲。すでに準備は整えた。その日を逃せば今年はもう無理だろう。テレビに向かって「(雨の日)ずれろ~、ずれろ~」の呪文(?)もむなしく、前日からでた黒雲を残してその日はやってきました。予報では午後から雨。「今日、どうするの?」の問い合わせが殺到するも、ある程度盛り上がってからの雨なら納得して撤収できるだろうと、決行することに。
内心の不安を隠して見せる幹事の笑顔をよそに、集まり始めたメンバーの上から舞い降りる透き通った、素敵。いや水滴。まだ今のうちならと、急いで集合場所から現地へ移動。恩師の友人グループが先に来て場所取りをしてくれているはずと周囲を見渡しましたが、それらしいグループがいない。先ほどより少し強くなった雨の勢いに、周りの花見客もちらほらと帰り支度を始め、誰が残したのか、良い場所に陣取った大きなビニールシートにも雨水が光っています。顔も名前も知らない恩師の友人。仕事で遅れていた恩師と連絡をとりつつ、みんなで雨の中、立ち往生してしまいました。
結論から言うと、先ほどの大きなビニールシートが予定の場所で、雨が降ってきたため恩師の友人グループは先に撤収。そのごたごたで、こちらのグループへの対応が遅れてたようです。
少々スペースのある建物の軒下へ案内してくれた友人さんは「ビニールシートは自由に使っていいよ」と言い残して行ってしまいました。雨に濡れたビニールシートを拭き、そこに陣取った我々は、雨の向こうに見える桜を愛でつつ盛り上がりをみせ、寒さのため誰もが無口になったのを期に、(今回は就業前の若者も多かったので)「これから社会に出ても、困難を乗り切る自信が君たちにはついたと思う」という、苦し紛れの訓示を残し、今回の花見は撤収と相成りました。
楽しかった(^^)v。
F井 改め MotorCycle.bubu
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