「こんな子ぉじゃなかったのに・・」と母からよく言われる。あらゆる方面でがっかりさせている親不孝な子どもだが自分でも一番がっかりしているのは整理整頓について。家の中、事務所の机、鞄の中がグッチャぐっちゃでババチイのだ。6年前まで友達とすんでいて「さんちゃん(私のこと)きれい好きやね」と言われたものだったのに・・。事業をはじめてから毎年忙しさは加速し、グッチャぐっちゃ度は増していく。昔、「信じられない、どーゆー神経しているのだろー」と思っていたぐっちゃグッチャ空間でくつろいで身をおく私。とにかく家に帰ったらナーンにもしたくない、パンツをはきかえるのも本当にメンドーくさい。昔信じられなかった面倒くさがりの心境を今はすごーく理解できる。視野が広まったということか・・
あと、物が腐っていく様子についても理解が深まった今日この頃・・
毎日、介護をうめるために走り回っている。大学時代ボランティアで介護をしていて言われるのは「自分のこともできないのに他人のことやってどーするの(やめなさい)」だった。母親ともケンカしたし、福祉を語りながら介護をしない学生仲間ともケンカをした。あれから15年以上経つが相変わらず自分のことができていない。「世界の平和、家庭の不和」といって社会運動を辞めた人がいるときいた。世界の平和につながると思いをはせつつ、介護問題に取り組んでいるが今のところは「他人ちの掃除して自分ちは不潔」程度の世界の小さい仕事しかできていない。それでも思いは大きく持って頑張っていきたい、完璧でないハンディがあるもの同士、支えあって魅力的な仕事、まちを作っていきたい。だってそんな人ばっかりでしょ。そしてそんないろんな人がいるのが楽しい。いろんなハンディと個性のある人々とその価値観を眺めながら介護してきた。介護はいろんな人、世代が生きていく社会の中で当たり前の誰もが関わらなくてはいけない行為だ。臭いものでも嫌なも
のでもない、自然の営み。それをしていくことで豊かな社会を作っていける、少子高齢化社会でも。そんなことを伝えるために今年はサポネでイベントをしていきます。はばたきたいなぁ。家は今年もババチイままだろーなー。それでもいいさっ。
さんじょう