僕の本棚5【二年間の休暇】

 こんにちは。サポネアンバサダーの高木です。

 

 今回は、夏にぴったりな本を紹介します。

 

「二年間の休暇」 

(J・ベルヌ作、朝倉剛訳、太田大八画、福音館書店)

 日本では『十五少年漂流記』の名で知られてきた冒険小説の完訳本です。

 1888年、ジュール・ベルヌが60歳の時に子どもたちのために書いた作品です。

 夏休みにスクーナーと呼ばれるヨットでニュージーランドの海岸を1周する予定だった15人の少年たちが、ハプニングが起こり、太平洋に浮かぶ無人島に漂着して、自分たちの力で生活して成長していく物語です。

 この本を最初に読んだのは、小学生の時でした。自分たちの力でいろんな問題に立ち向かっていく姿が、どこか僕たちに重なって見えて、わくわくしながら読み進めました。今回この本を紹介する上で、もう一度読んでみました。大人になってから読んでも、自分たちで未来を切り開く姿に心を打たれました。

 今の、コロナで自由に旅行ができない世の中で、この本は、読む人の冒険したい気持ちをかなえてくれる本です。夏休みの終わりに読んで欲しい本です。

 

高木智志

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